看護師や薬剤師、学生に向けられた薬理学の入門書。図入りで丁寧に解説しているところは他の入門書と変わらないが、章の区切り方が少し異なっている。他の専門書では、消化器、循環器等、臓器別に各論の章を区切っているが、本書では、薬理作用の複雑さで章を区切っている。すぐ理解できる薬、少し考えれば理解できる薬などというように区切られている。初学者が最初から読み進めていくには親切な設計であるが、逆引きはしづらいようになっているのが欠点。また、わかりやすくするための手書き風のイラストがわかりづらい部分もある。
付録として臨床に役立つ治療薬(商品名)リストが付いている。
著者 | ページ数 | 出版社 | 出版日 | 価格 |
中原保裕、中原さとみ | 238 | 秀和システム | 2007/07 | 1,890円 |