薬理学では、薬の作用機序(総論)や薬理作用(各論)を学ぶ。作用機序に関しては化学的な知識も必要であり、「理解」の要素が強い。反対に、薬理作用に関しては多くの薬剤が登場するため、暗記の要素が強い。薬理学で躓く人は、導入の「作用機序」の理解がうまくいかず、苦手意識を持ってしまう人が多い。
総論部分の勉強に関しては、教科書は薄くてもいいから理解しやすいものを選ぶとよい。やさしい薬理のメカニズム?はそういった点で理解しやすく作成されている。各論部分は、情報量は多いが、それほどきっちり覚える必要はない。というより、全部覚えようとするとパンクしてしまうだろう。手元にはシンプル薬理学をおいて勉強していくが、勉強の主体はパワーアップ問題演習や看護学生のためのドリルで行い、定期試験、看護師国家試験で必要な情報を整理していかなければいけない。
分類 | 教科書 | 詳しさ | Amazon |
総合解説 | シンプル薬理学 | ☆☆☆☆☆ | ○ |
リベンジ薬理学 | ☆☆☆ | ○ | |
基礎からわかる薬理学 | ○ | ||
やさしい薬理のメカニズム? | ○ | ||
問題集 | パワーアップ問題演習 | ☆☆☆☆☆ | ○ |
○×問題でマスター | ☆☆☆☆ | ○ | |
看護学生のためのドリル | ☆☆ | ○ |