オールカラーの図で人体のマクロ解剖図を一通り網羅している。看護学生向けではなく、一般に向けられたものであるが、その内容は充実している。とにかく図ありきで説明しているため、初学者でも余裕を持って理解できる。見開きページで一つのテーマを扱っており、精密な図と模式図、雑学コラムなど、内容は充実している。この値段にして内容はなかなか詳しく、消化器の部分は医学書顔負けである。しかし、呼吸器に関しては少々内容が物足りないと感じた。
巻末復習用ノートが秀逸であり、図示された部位名を答える問題形式となっている。
・冒頭の解剖学の歴史から始まり、体の部位の解説、骨、筋肉、血管、神経、内臓など、わかりやすく解説してある。
・カラーで見やすく、1冊に人体に関する十分な内容がおさめられている。
・内臓部分は詳しいが、筋肉系は詳しくない。
著者 | ページ数 | 出版社 | 出版日 | 価格 |
坂井 建雄、橋本 尚詞 | 263 | 成美堂出版 | 2010/03 | 1,995円 |